カテゴリ:旅日誌( 21 )

四日目。

帰国四日目。

オランダで忘れていたこと。
日本に帰ったら忘れること。

なかなか両立は難しい。
忘れてしまいたくないものを追いかけながら、
同時に忘れていたことが溢れてくる。

どうするか。

今日も明日が白紙のまま。
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by kame_pcaddress | 2006-07-25 01:13 | 旅日誌

SOS。

ポーランドにて。

クラコフのホステルでfunkyなおっさんに出会った。
休みと金ができると旅をしているらしく、ヨーロッパも
もう3回くらい、今回は2ヶ月くらいのヨーロッパ周遊だそうだ。
ちなみにオーストラリア人らしい。見ず知らずのホステル
バックパッカー同士でもすぐに打ち解け、ローカルにも
人懐っこく話しかけ、すぐに友達になってしまう。
彼の周りにはいつも人が集まっていた。

「名前は?」と聞くと、
「ソス。SOSでソス」と答えた。

「はぁ?それホントの名前?」と聞くと、
こっそり私にだけ「ホントはエリック」と教えてくれた。
他の人たちは、あんまり彼のホントの名前なんて気にして
ないようだった。みんな「Sos」「Sos」と彼を呼んでいた。

クラコフ最初の滞在のわずか2日間だけではあったものの、
彼ともどもホステル仲間で連れ立って、晩御飯を食べたり、
クラブに行ったり、昼間っから広場でビールを飲んだりした。

「今までの旅の中で一番の恐怖体験は?」と聞くと、
「シベリア鉄道でロシア横断をやったとき、ちょっと一息、
と思って停車時間の間に駅に降り立ったら、そのまんま
列車が自分を残して出発した。財布も、チケットも、パス
ポートも電車に残したまんまで。つまり俺はすってんてん。
焦ってそこらじゅうのローカルに話しかけて、どうにか次の
停車駅まで車で連れてってもらえるように交渉した。相場
なんかわかんないから、100ドルだろうが200ドルだろうが、
とにかく列車に追いつくこと最優先。言葉なんか通じないけど、
とにかくジェスチャーと地面に数字だけ書いて、なんとかおっさん
2人を捕まえた。そのおっさん達ときたら、ゆっくりしたもんで、
ウォッカの飲みながら、それを俺にも勧めながら、交渉してやんの。
で、どうにか乗せてもらって、追いついて、列車の窓から100ドル
投げてどうにか命拾い、よ。」

私なら、確実にロシアの平原で野たれ死んでる、と思いながら、
楽しくみんなで夕食の肴にした。

クラブで酔っ払ったときなんて、クラブからホステルまでの間にいる
通行人全員に話しかけて、友達になろうとする始末。そしてそのたった
100メートルあまりのその道のりに、要した時間は2時間。

本当に完敗です。

でも、彼と一緒に遊びながら、少し私は不安になった。
彼はこんな旅をずっとしているのだ。行く先々で、その場
限りの友人と、飲んで、唄って、踊る。確かに楽しいだろう。
でも、私は何だか幽霊と一緒に居るみたいで、心許なかった。
ホステルにいる誰もがその場限りの友人で、どんなに名前を
偽っても、どんなにプロフィールを偽っても、誰も気にしない。
だってその場限りだから。誰にも「その後」がない。ある意味全く
別人に成りすますことだって可能。だってそれでも何も誰も気に
しないし、何の差しさわりもない。だって私の、彼の領域に誰も
踏み込むことはないのだから。

そう思うと、ちょっと悲しくなった。彼の存在が、透けて見えた。

私は、6月、ロッテルダムにも来るかもしれない、という彼のために、
「ロッテにきたら、連絡してね。歓迎するよ。」と言うメッセージ
とともに、連絡先を残しておいた。


今はもう7月。
そして彼からの連絡はない。
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by kame_pcaddress | 2006-07-12 20:33 | 旅日誌

なりたいもの。

ができました☆


いろ~んなことをぶっ飛ばして、
結論ですが、今、この瞬間が
幸せです。

プレゼンが終わって、
ディナーが楽しくて、
久々の友達に遭遇して、
天気がよくて、
今聴いてる音楽が好きで、
週末はビーチに行くし、
今度また友達と晩御飯の
約束できたし。

確かに、テストはあるし、
課題も終わらないし、
バイトも終わらないし、
ついでにつまらないし、
論文書かなきゃだし、
なんか向かいでは
騒音してるし・・・

でも、なんだか晴れ晴れ。
天気も晴れ晴れ☆



私は過程を(も)楽しめる人間になりたいです。

関係性に意味や目的ばかりを求めるのではなく
そのプロセスも大事にしたい。今意味がなくとも、
後で何かができるかもしれない。ま、なかったら
なかったで美しい思い出でいいやん。ってことで。

例えば、チャリンコはA地点からB地点へ移動する
ためだけの移動手段であるだけでなく、その間の
景色を楽しんだり、友達と話したりする、その移動
自体を楽しくする手段でもあるってこと。
そしてオランダでは後者が主役だってこと。
そして私には前者が専制君主だ、ってこと。

そして、そんな後者みたいな関係性も、生活も、
意外に楽しい、ってこと。確かにそれバッカだと
虚しくなるけど、目的や意味バッカでも息が詰まる。
ていうか、それでも無意味なものに意味を求めて
しまうんだけど。無意味なものもどこかで結実して
意味になる、って思ってるんだけど、そんな思考は
やっぱりぬぐえないんだけど、それでもちょっと今は
ちょっと気楽。

そう思うと。意外に世の中は楽しく見えて、
意外な発見もたくさんあって、意外に私の
好きなものであふれていて、新しいのです。
活力ってやつです。


一期一会っていうんですか。

何かのための一瞬ではなく、
一瞬のための一瞬も好きになりたい。





一昨年ぐらいからの
堂々巡りですが(^^;)
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by kame_pcaddress | 2006-06-08 22:22 | 旅日誌

考えるのを止めてはいけない。

私にモットーというものがあるとすれば、
↑はそのうちの一つだと思う。


でも、思考を停めなければ、やってらんないこともある。


私は戦争メモリアル系が大嫌い。
あのシリアスな感じとか、シリアスさを強いられる環境とか、
やってらんない。思わずボケたくなったり、ツッコミを入れたく
なったり、あくびしたくなったり、ふざけたくなったりする。

しかしながら、今回は全くボケる隙も、雰囲気でも、ついでに
相方も見当たらなかったので、とぼとぼガイドにご同行。
(じゃ、なんでアウシュビッツなんかに行ったかというと、
 これまたノリと勢いなんだよねぇ^^;)

施設自体は思ったよりもずいぶんキレイで手入れがされてある。
なんというか、その同時の生活の断片とか、死の足音が全く聞
こえてこない。ガイドの話を聞いても、何も手元に残らない。

でも、それでも一番参ったのは、死の匂い。
そんなものがあるんだとすれば、きっとあれだったんだと
思う。バラックの展示室の一杯に展示された死者の髪の毛。
そしてその異様な匂い。髪の毛くらいじゃ驚かないけど、匂い
は圧巻。今まで体験したことのない嗅覚で感じる死者の気配。
鬱。

目視する光景と、耳で聞くガイドは今まで見たことのある光景で、
聞いたことのある惨状で、今まで広島で生まれ育って、記念公園
は飽きるほど見て、沖縄にも3回も行った戦争スパルタ教育修了者
の私としては、何にも目新しいことも、悲惨なこともなかった。
ただ、匂いだけはちょっときつかった。

でも実際、もっときつかったのは、当時の人間の思いがさっぱり
想像できなかったこと。ただ、悲惨だね、とか、もう二度と繰り替え
さない、とか、そういう当たり前の印象なんかどうでもよくて、私は
もっと当時の拘留者が何を日々考え、どんな生活をし、どんな悲惨で、
どんな辛くて、どんなことを夢見て、どんな楽しみをもって生きていた
のか、それが知りたかった。でも、無理だった。それから、当時ドイツ兵
としてここで働いていた人が、どんな気持ちで、どうやってどこの神経を
麻痺させて仕事に従事していたのか、そして今生きているなら、どんな
思いで日々を送っているのか、そういうことが知りたいと思った。
でも、どんなに想像しようとしても、できなかった。絶対的に情報が
足りないことも大きいけれど、でも、そこで思考を停めなければ、
自分がやっていけなくなるだろうことが、一番の理由だった。

確かに時間と労力をかければ、そういう情報は手に入るだろうし、
思いをめぐらすこともできると思う。でも、私にはその時間も余裕も
ないと思った。だからやめにした。「どうしてこんなことができたのか?」
なんて、そんな歴史学者も、てか、人類も未だ解けない謎を、私なんか
が解けるわけがない。


だから途中で投げ出した。
そしたら分からないままだった。
それがとてつもなく悲しかった。


100万人死のうが、
600万人死のうが、
私には手が届かなかった。


遠くて、遠すぎて、
それが悲しかった。
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by kame_pcaddress | 2006-05-29 06:52 | 旅日誌

Pope。

e0038911_2463196.jpg
がアウシュビッツをただいま訪問中。
今のPope(教皇)はGerman guy。
先代はPolish。ということで、なんだか
ヨーロッパ的にはとっても意味があるみたい。
BBCで生放送中。連日のニュース。
私にはまだそこら辺の文脈がわかりません。

でも、私もちょうど一週間前の今日、
Auschwitsに行ったのです。

運命?(って、Popeとかよ^^;)


書くのメンドクサイからやめようかと
思ったけど、やっぱり運命感じちゃった(笑)
からには書こうと思います。憂鬱な旅日誌。
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by kame_pcaddress | 2006-05-29 02:50 | 旅日誌

Eastern European Beauty。

結構どうでもいいけど重要なこと。


其のニ
「ポーランドとウクライナには美人が多い。」

いや、まじで。

皆さん粒ぞろい。

ポーランド人のお姉ちゃんなんか、
背は高くないけどすらっとしてて、
ほとんどみんな金髪のブロンド
ブルーアイ。顔はちっっっさいし、
愛嬌はあるし、でかわいいのなんの。

ウクライナ人のお姉ちゃん達も
またコレはコレで美人。東と西が
まぜってるぶんだけ色んな雰囲気の
コがいて、まさに選り取りみどり。

オランダと何が違う、って、
体型がちがう!!!
オランダ人はただタダでかい
背が高いのだけではなく、でかい。
迫力満点。

それに比べてポーランド、
ウクライナときたら、みんな
スレンダービューティー。
もう、おじさんウットリ。



でも、後で気付いたんだけど、
ポーランド・ウクライナでも、
中年のおばさんは迫力満点・・・
どこでああなっちゃうんだか・・・
もったいな・・・(^^;)
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by kame_pcaddress | 2006-05-28 00:15 | 旅日誌

人間は。

学習する生き物だ。

ということで、
旅の出来事を一日ずつ書いていっても最後まで続かない、ということが
前回の旅日誌で立証済みなので、今回は印象に残ったことを思い出した
かのようにつづっていきたいと思います。

其の一。
「新幹線は世界の宝だ。」

ウクライナでは主要滞在先のリヴィヴから一日だけエクスカーション(?)
で首都のキエフに行ってきました。夜行列車に乗って約8時間。
走行距離、大目に見ても約600キロ。ほぼ東京―大阪間と同距離。
新幹線なら約3時間。しかしウクライナの最高速電車、夜行でかかった時間は
約8時間。しかもその夜行はインド式。(←インドに行ったことがあって夜行を
利用した人は私の周りには多いはず!ので通じるはず!!)って分からない
人も意外に多いだろうから説明すると、車両のベンチがベッドになって、片側
2段ベッド風、両側向かい合わせでコンパートメント一個(ドアなし)に4人が寝る
格好。西洋人驚きの画期的システム。私はインドで体験済みだったので、
「あ~あ、コレか。」くらいのもんだったけど、一部にはカルチャーショックだった模様。

そしてインドよりも驚きだったのが、インドでは窓が開いたのに、ウクライナでは
開かない!そりゃ冬寒いからでしょうが、今は夏なんだし、開いてもええやん!
とツッこんでみても、所詮、はめごろし、半殺し、窒息死。ということで、永遠
8時間ムシムシ。


日本だったら日中移動の3時間くらいでピューなのに、8時間、夜行列車の
大旅行になるとは・・・いやはや、日本の技術に乾杯。
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by kame_pcaddress | 2006-05-27 02:24 | 旅日誌

どちらでもない。

ということは

“どちらでもある”

ってことと同じ何だと思う。


でも、ベルギーの場合はどうなんだろう?

ベルギーの国語は主に北のフラミッシュと
南のワロンに分かれます。フラミッシュは
オランダ語、ワロンはフランス語です。
大雑把に言えば。

でも、アクセントとかちょっと違うし、やっぱり
方言は方言だから、オランダ人やフランス人
ネイティブ達からはバカにされます。

フランス人曰く、ベルギーフランス語は超スローで
すんごくバカっぽい。だからフランスではベルギー
人をバカにしたストーリーがたっくさんあるんだと。

それにブラッセルで泊まらせてもらったオランダ人
の友達にこの話をしたら、彼も、ベルギーは二つに
割れてて、どっちでもなくて、なんか彼らには申し訳
なっちゃう、とのこと。

しかも、他の国の人にバカにされるならまだいいけど、
ベルギー人同士、仲がとっても悪いんだと。
フラミッシュ(オランダ系)VSワロン(フランス系)。

だからブラッセルはオランダ語圏のど真ん中にある
フランス語都市なんだけど、どんなに周りがオランダ
語圏でも、みんなフランス語で喋ります。オランダ人の
友達も、道を聞くとき必ずフランス語だったし、フランス
人の友達はフラミッシュ系の人は避けて道を聞いてた。

彼ら曰く、ワロン系にオランダ語で聞くと、ものすご~く
嫌~そうに対応してくるし、フラミッシュ系にフランス語
で聞くと、また嫌~そうに対応してくれるらしい。だから
むしろオランダ語とかより、英語で聞いたほうが無難
なんだと。
しかも、どうやらベルギー人同士なのに、あんまりお互
いの言語を知らないらしい。特にワロン系はフラミッシュ
をあんまり理解してないみたい。なんというか、分裂感。

でも、都市としてのブラッセルはとても面白い。
オランダパートとフランスパートがあって、馴染みの
オランダの店ばっかりのストリートがあれば、ブランド
ショップがズラッと並んだおしゃれなフレンチストリート
もある。それに、食文化がだいぶマシ。チョコレートも、
ワッフルも、ビールだってある。とになく何かちゃんと
名物の食べ物がある、ってだけで違う。

何たってオランダは、フランス人曰く
「ヨーロッパで食文化について言えば最悪の国」
だそうですから・・・(^^;)

って、ベルギーに戻ると、観光客の私としては、
一つの都市で二つの文化が楽しめてとっても
お得感。そういう意味ではどちらでもあるのだと
思う。


でも、彼らはそれで何十年(てか、何百年?)と
やってきてるんだから、どちらか、なんて考える
方がナンセンスなのかもしれない。でも、対立して
いる以上、どっちか、って言う概念が彼らにも働い
てるんだろうなぁ。

まとまりないですが、そんなとこ。


そして、明らかにフランス語よりオランダ語のほうが
理解しやすくなっている自分に悲しみを覚える今日
このごろ・・・(‐‐;)

(ブラッセルは全てオランダ語/フランス語両表記です。)
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by kame_pcaddress | 2006-04-10 20:48 | 旅日誌

ふざけるな。

と、言われるのを覚悟で言うと、


遊ぶのもつらいよ(寅さん調)

ブラッセルでしていたこと↓
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↑コレでも彼ら、EU委員会のインターン生たち。しかも全員。
EU内閣もあわせると全員で700人いるんだと(^^;)







しかし、手抜きだ、日記が・・・。
てか、今度は体力つけて行きたいと思います。
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by kame_pcaddress | 2006-04-09 05:30 | 旅日誌

オランダ人10人(くらい)に聞いてみました③


“ロシアはヨーロッパではないらしい。”



正確に言うと
“ロシアはトルコよりヨーロッパではないらしい。”

私:「ロシアはヨーロッパ?」

一同:目が点(何言ってんのよお嬢さん、調)

「え?ヨーロッパ???ではないよ???」



「ヨーロッパ(EU)にするには大きすぎ。」

「長年西欧に対抗してたから、ヨーロッパにはなれないね。」



私:「そ、そう・・・」

私にはヨーロッパに見えてたんですけどねぇ。
少なくともトルコよりは。

へぇ。



てか、ヨーロッパではない理由が適当すぎないか??

ま、そこらへんは適当か~~~~
オランダですから~~~~   
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by kame_pcaddress | 2006-02-11 22:10 | 旅日誌