2007年 02月 13日 ( 1 )

生きる権利、死ぬ権利。

"Freakonomics"(『ヤバい経済学』)読んだ。
面白かった。

衝撃だったのが中絶と犯罪率の関係。


社会の異分子は生まれてくる権利もないのかな。


90年代、アメリカでは劇的に殺人などの暴力犯罪が減少したそうです。
当初の予想を大幅に裏切って。(確か半減だったかな?)



なんででしょ?




この疑問に答えるべく、著者は回帰分析を行ってるんだけど、
なんと、70年代、中絶をいち早く合法化し、実施した州においては
他の要因をコントロールした上で、90年代になって優位に犯罪が
低下しているんだそうです。

つまり中絶の合法化によって望まない妊娠をした人々が中絶を行い、
そういった潜在的に犯罪者になりやすい子供・人間が生まれてこなかった
おかげで、殺人などの暴力犯罪が減少したらしい。

ちょうど70年代に中絶が合法化されたから、90年代はもしその子たちが
生まれていればteenager、つまり犯罪者になりやすい年代。

でも、彼らは生まれてはこなかった。
だから少年による犯罪が減った。殺人が減った。
生まれてこなかったことによって、助かった命がある。

一将功なりて万骨枯る。じゃないけど、
私は、クルシイ。 ・・・ カナシイ。


別にだからといって著者はどんどん中絶しろ、って言ってるわけじゃないし、
むしろその逆なんだけど、てか、私もそうなんだけど、ミクロのレベルで
女の立場からすると、私だってもし今妊娠したら中絶するかもしれないし、
それぞれの人にはそれぞれの立場があって、事情があって、そういう選択を
してるんだろうけど、それに別に犯罪者になるから、って中絶してるわけでは
絶対にないんだろうけど、そして、その権利は認められるべきだと私は思って
たんだけど、でも、なんか、今はツライデス。

だって人間は、自分で死ぬことは選べても、生まれてくることは選べませんものね。
生まれてくる前に、生きるとも、死ぬとも自分で選べないままに、
この世からDeleteされるなんて、私だったら絶対イヤだ。でも・・・



選ぶ権利か、生まれる権利か。



ま、そうなる前にしっかり避妊しろ、って話かもしれんが・・・
でもなぁぁぁぁ。
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by kame_pcaddress | 2007-02-13 16:30 | 真面目な話