ワークシェアと女と私

8月29日(月)

オランダに来て約一ヶ月。
オランダ語コースも26日(金)に無事終了し、
気付いてみれば私も22歳。

―月日は百代の過客にして、行き交う人もまた旅人なり~―
な~んて、よく言ったもんですよね~。

今、やっとやることが無くなって、
授業始まるまで暇ができたので、
こうしてブログ書いてます!

そもそも私がオランダを選んだ理由は、
何だかオランダの人間が生活と仕事をバランスよく
楽しんでいるように思えたから。
いわゆる“ワークシェア”とかの概念です。

ゼミで、「欧米では女性の社会進出が進めば進むほど、出生率が上がる!」
という、日本とは正反対の事実を示した論文を読んで、
単純に「いいじゃん!」と思ってしまったわけです。
自分が生きたいように生きて、それで社会もsustainableなら、
こんないいことないじゃん、てね。

で、来てみてどうだったかと言うと、
やっぱ、オランダのみなさん、
ゆっくり楽しんでいらっしゃるように見えます。
完璧に。

でもね、何回も言うようですが、
彼ら、働かないんですよ。
全員が。

半分不満も入ってますが(笑)、
基本的に皆さん月~金でキッチリ八時間労働。
もちろん職場にもよりますが、18:00には仕事終わり。
昔から、18:00にオランダ人は夕食を家族全員でとるのが
習慣らしいので、それまでには意地でも帰ってくる。
しかもワークシェアしてる人は、週5日も働かない。
その上、彼らはvacation大好きで、週末の休日に加え、
年間1ヶ月近い休暇が保障されてるときたもんだ。(!)

そして商店も、土曜は営業するものの、
日曜日はほぼ、全ての店が休業。
日本ではありえないくらい、お店が営業しません。

しかも、銀行、電話、インターネット、滞在許可など手続き
関係は全て遅い。私なんか一週間でできると言われた銀行口座が、
一ヶ月近く経ってもまだ開けません。
問い詰めたら、やっと今週中には送る、との連絡。
おぉ~い。言ったことは守れよ、銀行。

どうもヨーロッパ系の国の友達はそんなペースにも慣れてるようですが、
アングロサクソン系&アジア系の国々
(アメリカ、カナダ、イギリス、中国、シンガポール、日本)
の友人達の間からは「ありえな~い」と日々不満の声が…

お店や会社は、出てくる人によって、言ってることが違うし、
知らなかったら、「私、そんなこと知らな~い」で通そうするし…
ほんと、見事なまでの割り切り方。
見習いたいくらい。


こんな風だから、そもそも日本のような、
「仕事か生活か」もっと言うと「仕事か結婚か」
みたいな概念が、ありえない。
だってみんな18:00には帰っちゃうんだもん。

社会全体の仕事に対する考え方が、日本と違いすぎます。

私の勝手なイメージで表すと、
日本で“働くこと”を通そうとすると、
みんな「まだ頑張れる!まだやれる!」で頑張っちゃうから、
「もっと、もっと!」でギリギリの均衡までやっちゃう。
もしくは、そんなふうに頑張っちゃう人がいるから、そこが基準になる。
でも、オランダだと、みんなmoreをしないから、
しないところで均衡が生まれる、みたいな。

きっとここでは、「アリー・マイラブ」とか「負け犬の遠吠え」
が通じないんだろうなぁ、なんて。
(ま、そういうと元も子もないんですが・・・=_=)

でも、これで依然として、国際経済の中でそれなりの
競争力を示してるからオランダはすごい。←また繰り返しですが。

一方で、可揚曰く、「これが(←オランダペースのこと)あと100年続いたら、
オランダは間違いなく滅びるよ」とのことですが(^^;)


ま、滅びるかどうかは別として、
これからじっくりオランダペースの謎を解明していきたいと思いまーす。
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by kame_pcaddress | 2005-08-29 21:44 | 真面目な話
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