ペーパー読んでてつくづく思うこと。
こちらの論文たちにはLow-skilled laborとHigh-skilled labor という対比が多い。私の感想では、日本ではあんまり聞かなかったような・・・ (っていうか、そもそも日本で論文読んでない、って説も・・・^^;) ま、とにかく、私の専攻も相まってか、超頻出単語(受験調)。 日本語にすると熟練労働者と非熟練労働者、ってことなんだろうけど、 なんか日本だと、こういう表現ってあんまり好かれない気がするんだよね~。 だって、Low-skilled laborとHigh-skilled laborと論じている人たちは 間違いなくHigh-skilled laborに属しているわけで、二つの概念を対比することで ある意味Low-skilled laborを蔑んでいるかのように聞こえなくもない。ということで、 私的には使うのに抵抗がちょいとあった。 ま、でも世の中には万国共通にそんな仕事は存在するわけで、日本で言うとバイトの 仕事、って感じかなぁ。その代わり、こっちにはあんまりバイト、っていう概念がない。 バイト、っていうより、パートタイムで働いてるか、正規雇用でLow-skilled labor。 だから結構そういうLow-skilled laborに対する偏見も強い気がする。職業だけで 社会階層が分かる、っていうか、簡単にカテゴライズされちゃう、みたいな。まぁ、 そもそも仕事に夢、というか人生重ねちゃわない人たちだから、ってのもある。 つくづく、多くのヨーロッパ人にとって、仕事は苦行だ、みたいなカソリック的な考え方が 根強いんだなぁ、って思う。 そういう意味では、日本には仕事は苦行、なんて考え方はあんまりない(と私は思っ ている)から、日本のほうが社会階層同士の断絶、みたいなのは小さい気がするなぁ。 なんていうか、“生きるためにはなんでもする!”みたいなハングリー精神、というか、 どんな仕事も仕事として尊敬する、っていうか。 ま、感覚論ですが。
by kame_pcaddress
| 2006-07-04 03:25
| 雑・オランダ
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