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Go Dutch。

オランダで一番難しいと思うこと↑。

つまり、典型的、っていうか、オランダ人の日常、っていうものに
触れることがない。留学生の寮に入ってる、ってのが一番大きいかも
しれんが、とにかく、典型的な白いオランダ人と付き合うことがない。

それは他の留学生とも意見が一致(アジア、ラテン系)。
なんか留学生だけで別世界の空間を作り出しております。
アジア系やラテン系の国に行くと、もっと歓迎される、
っていうか、おそらく地元民に引きずりまわされることでしょう。
でも、オランダではそんなこともない。なんというか、全然
integrateされてないんですけど(^^;)

ま、もちろん私の努力不足、ってのもあるし、
実際日本にいたって、普通の大学生が留学生と
積極的に交流しまくるか、ってと、そうでもないから、
あんまりグチは言えないんだけど(^^;)アハ。

あ、あと、もう一個の原因は、オランダ人には外国人が
全く珍しくも何ともない、ってこともあるんだろうけど。

でも、これこそDutch wayなのかもしらん。
いてもいいけど、干渉はしないで。みたいな。
移民とか、異種の人間の存在自体は認めるけど、
その分僕達の生活に干渉してこないで~。
あなた達はあなた達で勝手にやってて~、みたいな。

ものすごく筋が通ってて、まさに個人主義(夏目漱石風)。
その王道、まっしぐらなんですけど・・・(^^;)

てか、とすると、今まで存在しないものをずっと追い
かけてた、ってことでしょうか?もしくは無理やり作り
出そうとしてた、ってことでしょうか?

移民の回で何回も取り上げたように、Go Dutch、といえど、
その目的地であるはずの“Dutch”自体が曖昧なのだと思います。
オランダ人にさえ。典型的なDutchとは何なのか、Dutchとは誰
なのか。ひょっとしたら、そんなもの、存在しないのかもしれない。

ぼやけていくDutch像。深化する個人主義。
それこそGo Dutch なのかもしれません。






今度友達に聞いてみよ~。
by kame_pcaddress | 2006-04-24 21:57
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