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信じたものは何ですか。


もの忘れと自己解決の速さなら、
誰にも負けない今日この頃ですが、
たまにはノスタルジアもいいかな、
なんて。


ちなみに、この日記、長いよ。


というもの、気付いたら卒業シーズン!
気付いたら、私、自分の代の卒業式にどうやったって
物理的に参加できないじゃん!(←気付くの遅っ!)
そりゃ、どこかの誰かさんみたいに何回も留年するケース
はありますよ、資格試験とか、院進学で卒業しないケース
というか、大学に居残るケースはありますよ。
でも、でも、私の場合、どうやったって行けない!
何てったって地球の裏側にいるんですから!

しかもしかも、かなり個人的なことだけど、
同じ時期にある友達の結婚式にも出れない!(涙)
新婦も新郎も知ってるというのに!しかも高校時代から!
しかもこれで留学中2度目!一回目も新婦も新郎ももちろん
知っております。お世話になました。なのに、なのに・・・(涙)
あぁ、人生で一度も結婚式に出たことない記録がまた伸びる・・・


てな感じなわけです。
だから少々メランコリー。




でもね。


でもね。


ちょっとお待ちよお嬢さん。

分からないことがあるのです。
確かにこっちに来てから、おそらくもちろん日本にいたときよりも、
日本にいたときの自分や、その周りの人たちのことを思い出すし、
考えてもみる。ある意味それがホームシックというやつなのかも
しらん。でも、私の場合、そういうアンテナ壊れ気味だから、
だからといって悲しいわけではない。というより、むしろ不安、
というか、不思議になる。
よく考えてみれば、日本にいた時だって、1年以上会ってない人なんて
山のようにいるのだ。特に小中高の友達なんて、3年以上がざら。
大学の友達だって、平気で半年以上会ってない人なんている。
それでも全然普通だった。私はいつも何か目の前にあることに必死で、
あんまりそんなこと省みなかった。目の前で次々と入れ替わる人と
コミュニケーションして、それで毎日過ぎていった。たまに懐かしむよう
に飲み会したり、同窓会に参加したり、そんなもん。


だから、おかしくなるのです。
像が、揺らぎ始めるです。

信じたものは何だったのでしょうか?

私の記憶の中にある、あの人たちは
いったい何なのでしょうか?

知っている、友達だったと思っていたものが、
急に色あせて、不確かなものになっていく。
「あの人はこんな人だ」と思っていたものが、
ただの自分の思い込みだったことに気付く。

一年も、半年もそれ以上も会ってなかった人を
私は“知っている”なんて、そんな偉そうなことが
言えるだろうか?

私は彼らの何を“知っている”と言えるのだろうか?
だんだん分からなくなる。

本当は、こういうことは日本にいるときだって、
常何時でも進行してて、ふと、同窓会なんかで
その違いに驚いたりするんだろうと思う。普通は。
で、気付かないままそのまんま終わったりもして(笑)

で、これはもちろん私に対しても言えることで、
いったい私はあの人たちに対して、何を知って
もらっていたのでしょうか?どんな私だったの
でしょうか?彼らの鏡に映った私は、いったい
誰だったのでしょうか?そして、それはやっぱり
確実にズレを生じているのでしょうか?


この間、ブログを通して知り合った方にお会いしました。
実物と、ブログでは、大分イメージが違うそうです、私。
ということは、このブログを読んで、きっとそのズレを
感じた人もいるのだろうと思います。


別に私はどっちの私が本物か、とか、ホンネか、なんて、
さっぱり意識してないし、両方あわせてこんなもんだと
思っていただけると幸いだけど、そのズレは、いったい
何なんだろう?と考えずにはいられない。


でも、きっと、人間そんなもんで、いつ何時でも変わらないこと
はないし、だからこそそれに悲しんだり、喜んだりして、出会いや
別れを繰り返すんだろうと思います。

別に、毎日一緒にいたからといって、解決する(“分かる”)ものでもないし。
ただ一緒にいることは、分かりあうこととはかけ離れてる概念だと思う。


でも、だからこそ、私も、もう少しちゃんと他の人
のことを考えて行動したいと思います。
一瞬の出会いでも、もう少し、自覚的に。






信じたものは、何だったのか。



私の目に映ったあなたは、誰だったのか。
by kame_pcaddress | 2006-03-19 06:29 | 雑・オランダ
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